ずっと長く続く、計らいが「粋」な
世の中をつくりたい。
私たちは、成果だけでなくインテグリティを磨きます。関わる人みんなが納得し、長く回る仕組みこそ、ほんとうに“粋”だと信じて。
2015 創業
2015年3月、東京都千代田区で創業。
2013年のJCM設備補助事業の公表に触発され、創業者・木村友則が脱炭素化の推進とカーボンクレジットの創出に取り組むために設立しました。
18/31 対象国
JCMパートナー国は現在31カ国。そのうち18カ国で事業機会を見出しています。
東南アジアから中央アジア、南米、そして南アジアへと、着実に実績を広げてきました。
1 子会社
2023年11月、カンボジア・プノンペンで TOMONI を設立。TOMONIは、BOOT(Build, Own, Operate & Transfer)モデルで脱炭素事業を展開します。
当社の高品質(高インテグリティ)カーボンクレジット創出サービスを活用します。
アジアゲートウェイの3つの力
私たちは、複雑で大規模な脱炭素プロジェクトを成功に導くため、3つの独自の力を連携させて価値を最大化します。
この統合的な推進力が、構想を具体的な価値へと変える私たちの事業の根幹です。
資金を呼び込む力
Financing Power
独自の資金ファシリティ「JTCF (Just Transition Carbon Facility)」 とブレンデッド・ファイナンスを組み合わせ 、資本コストを最適化します 。これを通じ、お客様の資本効率を改善し 、投資判断を前倒しします 。
やり切る実行力
End-to-End Execution Power
構想から価値実現までを一気通貫でやり切りま す 。AGはアレンジャー/オーケストレーターとして、実現可能性調査 、EPC(設計・調達・建設) 、O&M(運営・維持管理)とMRV(計測・報告・検証) に至る全工程を管理し、プロジェクトを実現します 。JCMで培った実践力が 、発行失敗リスクを最小化し 、スケジュール遵守を確実にします 。
利益を還流する力
Profit-Return Power
創出したクレジットは国内外のネットワークを活かして高値で売り切り 、生まれた利益をプロジェクトオーナーや投資家、そして地域社会へと還流させます。この「三方よしフライホイール効果」 が、次の活動へと繋がる好循環を生み出します 。

役員紹介
アジアゲートウェイの挑戦をリードするのは、豊富な実務経験を持つ経営陣です 。国際金融、再生可能エネルギー、海外事業開発の第一線で長年の経験を積んだプロフェッショナルが集結。それぞれの専門知識とグローバルな視点を融合させ、持続可能な未来に向けた私たちの事業を力強く推進しています。

木村 友則
Tomonori KIMURA
創業者 代表取締役社長
2015年、東京でアジアゲートウェイ(AG)を設立しました。前職のPwCでは、脱炭素戦略、JCM(二国間クレジット制度)の設計・導入、再生可能エネルギー開発を専門とするコンサルタントとして、政策設計から事業実装まで一貫して支援してきました。こうした実務経験を基盤に、国内外の政府機関や企業、金融機関、研究機関、さらには個人レベルの信頼関係に至るまで、幅広く深いネットワークを活用し、案件ごとに最適なパートナーを結び付ける“実装型”の連携体制を築いています。その結果、資金調達、方法論・MRV整備、クレジット発行・流通といった一連のバリューチェーンを横断する協業が加速し、AGはJCMエコシステム全体を俯瞰し牽引できる戦略的ハブとしての地位を確立しつつあります。今後も、実効性の高いプロジェクト創出と、民間・公的セクター双方の橋渡しを通じて、気候価値を事業価値へと結び付けていきます。

加藤 紀彦
Norihiko KATO
取締役副社長 COO
40年以上にわたり、コーポレートバンキング、戦略的リーダーシップ、サステナブルファイナンスの分野で活躍してきた、熟練した銀行経営者です。MUFGバンクで要職を務めた後、ゴロムト銀行などでCEOを歴任。経営難に陥った銀行の再建を成功に導いたほか、大規模な事業再生や合併後の統合を主導し、資産と収益性を大幅に成長させました。特にゴロムト銀行のIPOや初の国際債発行を成功させた実績に加え、モンゴルとカンボジア両国の銀行協会やサステナビリティ活動にも深く貢献しています。その豊富な経験と実績は、当社の金融戦略と国際的な信頼性を支える重要な基盤となっています。
AIエージェントプラットフォームを駆使した事業体制
当社の強みは、「資金(JTCF)→プロジェクト実施(PMO)→高品質クレジット販売(Market)」というバリューチェーンを一体的に運用できる点にあります。この強みを発揮する組織として、下記3つの事業部(Business Unit)を核とした事業運営を行っています。

主なプロジェクト実績
アジアゲートウェイは、2015年の設立以来、JCM(二国間クレジット制度)を活用し、世界各国のパートナーと共に脱炭素化を推進してきました 。以下は、再生可能エネルギーおよびエネルギー効率化分野における主な実績です 。
モンゴル
太陽光発電所とバッテリー(蓄電所)
2024年に運転を開始したこの発電所は、モンゴルのピーク電力需要の2%を占めます 。フェーズ2では、追加の太陽光発電所と蓄電池システム(BESS)を統合し、再生可能エネルギーの導入支援、送電網の安定化、CO2排出量の削減に貢献しています 。
チリ
籾殻バイオマス発電所
チリのパラルにて、年間35,000トンの籾殻を処理するORC(有機ランキンサイクル)システムを開発しました 。2023年に始動したこのプロジェクトは、ラテンアメリカで同種として初の事例となりました 。発電された電力は電力会社に供給され、温室効果ガスを削減しています 。
カンボジア
プノンペン国際学校 屋上太陽光発電
学校の屋上に200kWの超軽量太陽光発電システムを導入し、発電した電力はすべて自家消費されます 。これにより、系統電力の使用量を削減し、温室効果ガス排出量の低減に貢献します 。
スリランカ
ユーティリティスケールの太陽光発電システム
スリランカのウバ州バドゥッラ県に位置するマヒヤンガナは、マハウェリ川の河畔にある町です。ZUCコーポレーション・ランカ(Pvt)Ltdは、この町で28エーカー(11.33ヘクタール)の土地を確保し、10MW(AC)の太陽光発電システムを開発します。
カーボンニュートラルに向けて
2050年カーボンニュートラル及び2030年度削減目標の実現に向けた取り組み
累計4,000,000トンのGHG排出削減量
(2030年までの削減の中間目標)
2024年現在の年間約32,000トンCO2/GHG 排出削減量を2030年までに年間60万トン CO2/GHG 排出削減量に近づけるべく、年度毎に拡大していきます。2030年までの累計 CO2/GHG 排出削減量は、4百万トンになるように目標値を設定しています。
累計25,000,000トンのGHG排出削減量
(2050年までの削減目標)
2024年現在の年間約32,000トンCO2/GHG 排出削減量を2050年までに年間100万トン CO2/GHG 排出削減量に近づけるべく、年度毎に拡大していきます。2050年までの累計 CO2/GHG 排出削減量は、2千5百万トンになるように目標値を設定しています。








